ヒツジに感謝@さぽろぐ

世間様は夏休みなので、子連れのご家族が入れ替わり立ち替わり、毎日のように遊びに来ていてちょっとばかり忙しいのです。早く夏休み終らないかなぁ。

「もう、ここは暑いからイヤー。涼しいスリ・ランカに帰りたーい」といいながらやってきた奥様。赤道直下より、北海道の方が暑いのか…。

今日は声が大きくて元気な坊ちゃんご同伴。小学校の低学年なので、ちょうどやんちゃになるお年頃。他の子どもと一緒に遊んで揉まれるせいか、日本語の上達度は親よりも早い。

いろいろとよけいなことも覚えて帰ってきます。

今日は来るなり「ぼくはーA型なんだけどぉ、AB型になりたいんだ、ぜったい、もうこれっきゃないしょ！」と北海道弁で息巻く。

なしてさ、と聞くと、女の子と話している時に、話題が血液型占いになったらしい（彼は年の割に背が高く、元気で乱暴な割には女の子には無条件に親切なのでモテモテ君なのです）。

ふーむ。

女の子が説明してくれた「AB型の性格」が彼のアンテナにピピッ！と来たらしい。

全世界の人間の運命が血液型によりズバッと大胆に4分割されるなんて選択肢がなさ過ぎて変だ、ということを誰か説明してやって下さい。

血液型で性格を4分割して喜ぶのは日本だけ、しかも、それをビジネスに利用して占いの雑誌とか、血液型のマークがついた商品を売っているだけなんだよ、と母親と一緒に根気良く説明しても、彼は頑として「将来はAB型になる」と言っております。

「Yahは何型？A型？ぼくもAだって。でも、ABになりたいんだ！」

うーむ。そもそもそれは、絶対に無理だって。
性格を決定するのはむしろ、習慣や生活環境だよー。

この坊ちゃんはバリバリの巨人ファン。
誰に教えられたわけでもないのに、巨人が負けるとテレビの前で道産子らしく北海道弁で「だめっショ！」と叫んでオヤジっぽく悶絶してみせるという、年幼くして早くもイケナイ徴候が現れています。

まさに道産子。というよりも日本人。

これが血液型のなせる技なら、わたしも同じく事あるごとに悶絶しなくてはならないわけなんですが、あいにくそうはならない（なるもんかっ）。

ちなみに彼の名前はスリランカの習慣に従い、星占いによってつけられています。

まあね、占いも文化の一部として考えると血液型占いも立派な日本の文化…なんかアホすぎて嫌だけど…。

あーぁ、こんな暑い日はよけいなことを悩むよりも、寝るに限るわぁ。
というわけで、おやすみなさい。

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