2004年06月16日
スピンドルで糸を紡ぐ
先日ブログに寄せられた質問にお答えして、「スピンドル」での紡ぎ方の解説です。わたしも初歩しか知らないので、ちょっとしかご紹介できないのと、見るとやるとでは大違いなので、お近くに体験学習の場があるようでしたら、ぜひ見てみるのをおすすめします。
独りでやると、自分では分からない微妙な癖が付きますし。
羊の首の毛でショールを編む:ブレードその4に寄せていただいた質問に対する解説です。
写真の、柄の長いコマのようなものが「スピンドル」といいます。海外の翻訳物の小説では「紡ぎごま」と訳されていることがありますが、文字どおりコマのように回し、先についた紐に羊毛や綿をひっかけて縒りをかけて糸を紡ぐ道具です。原理は世界中同じなんですが、先にフックが付いた物や逆さゴマのように逆立ちさせてまわす物などバリエーションはあります。
用意するもの:
スピンドル
広告などのいらない紙
40〜50cmのたこ糸
後からスポッと抜けるようにスピンドルの柄に紙を巻いておきます。柄の真ん中あたりにたこ糸の端をぎゅーと結び、反対側の端を指が2本くらい入る輪に結びます。次に写真のようにたこ糸を柄にかけます。これにはもちろんいろいろバリエーションがあります。
左手に羊毛を持ち、糸端の輪に少し羊毛を絡ませてから右手でコマを回します。縒りがかかったら、右手で羊毛をつまんで送ります。ある程度糸がたまったら、コマの柄に糸を巻き付けて、また紡ぎます。
紡ぎ終わったら、糸の巻き付いた紙をスポッと柄から抜きます。これで単糸の出来上がり。もう一つ作って縒り合わせたり、単糸のまま使うならかせに巻取ってスチームアイロンをかけたりします(本当は、ちゃんと蒸す)。
紡ぎ方は海外のサイトでもムービーが紹介されていますが、やっぱり実物を目にした方がいいかもしれません。
そう思うのは、先日ある糸紡ぎの練習会を見学する機会があったんですが、見ていると皆独特の癖がついていました。すると糸にも癖が出て、ちょっとスラブがかっていました。
…わたしも人のことは言えないんですよね。均一な縒りをかけるのって難しいです。
自分で満足するような糸を紡ぐにはやっぱり、いい糸を紡ぐ人の様子をたまに見て比べた方がいいなぁ、と。
写真の、柄の長いコマのようなものが「スピンドル」といいます。海外の翻訳物の小説では「紡ぎごま」と訳されていることがありますが、文字どおりコマのように回し、先についた紐に羊毛や綿をひっかけて縒りをかけて糸を紡ぐ道具です。原理は世界中同じなんですが、先にフックが付いた物や逆さゴマのように逆立ちさせてまわす物などバリエーションはあります。
用意するもの:
スピンドル
広告などのいらない紙
40〜50cmのたこ糸
後からスポッと抜けるようにスピンドルの柄に紙を巻いておきます。柄の真ん中あたりにたこ糸の端をぎゅーと結び、反対側の端を指が2本くらい入る輪に結びます。次に写真のようにたこ糸を柄にかけます。これにはもちろんいろいろバリエーションがあります。
左手に羊毛を持ち、糸端の輪に少し羊毛を絡ませてから右手でコマを回します。縒りがかかったら、右手で羊毛をつまんで送ります。ある程度糸がたまったら、コマの柄に糸を巻き付けて、また紡ぎます。
紡ぎ終わったら、糸の巻き付いた紙をスポッと柄から抜きます。これで単糸の出来上がり。もう一つ作って縒り合わせたり、単糸のまま使うならかせに巻取ってスチームアイロンをかけたりします(本当は、ちゃんと蒸す)。
紡ぎ方は海外のサイトでもムービーが紹介されていますが、やっぱり実物を目にした方がいいかもしれません。
そう思うのは、先日ある糸紡ぎの練習会を見学する機会があったんですが、見ていると皆独特の癖がついていました。すると糸にも癖が出て、ちょっとスラブがかっていました。
…わたしも人のことは言えないんですよね。均一な縒りをかけるのって難しいです。
自分で満足するような糸を紡ぐにはやっぱり、いい糸を紡ぐ人の様子をたまに見て比べた方がいいなぁ、と。
Posted by Yah at 18:38│Comments(3)
│羊毛作業/糸紡ぎ
この記事へのコメント
意外と奥が深いものなんですねぇ〜
しみじみ...
しみじみ...
Posted by Nezu at 2004年06月17日 00:00
これは、知らないながらも難しそうです。
熟練度によって出来に差が出そうな・・・
私のようなせっかちには、無理な作業に思えます。
熟練度によって出来に差が出そうな・・・
私のようなせっかちには、無理な作業に思えます。
Posted by manbow at 2004年06月17日 01:17
今、読み返してみるとものすごく難しそうな印象に…
やってみると簡単ですよ。
あと、出来が悪くても糸は糸なんで、色々使い道がありますのでご安心を。
やってみると簡単ですよ。
あと、出来が悪くても糸は糸なんで、色々使い道がありますのでご安心を。
Posted by Yah at 2004年06月17日 20:10