ヒツジに感謝@さぽろぐ

東京に買い出しに行ってきたので、昼は荷物整理をして過ごしました。夜、コンフリーで染めたオリーブ色の糸がやっとひとかせできたので、今度はユーカリで染めた卵色の糸を紡ぎ始めました。

東京では30度近い炎天下の中を3日間歩き回り、北海道では購入しづらい薬品や植物などの染色材料を購入しました。今回は江戸開府400年ということで観光もしたかったんですが、時間の都合で回ってきた所は上野と深川、浅草のみ。両国は次回ですね。でも、それなりに楽しみました。

北海道では見られないもののひとつは日本庭園だなぁ、と思いました。私の足の遅さやのんきさに呆れかえりながらも、案内してくれた方に非常に感謝。ありがとう。ハードロックカフェ、楽しかったです。

それと気付かずにアメ横や秋葉を案内されてました。人が多いですね。皆早足で歩いていました。あと、タバコの灰やごみ、ガムなんかがベッタリとくっついた地面でも平気でしゃがんだり、べったり座ったりしているのにもちょっとびっくり。



それとは別に（盛りからはちょっとはずれていましたが）くちなしや紫陽花の季節を楽しみましたし、迷いこんだ下町で煎り豆やのおじさんから買った固豆やピーナッツ、おいしかったです。

3日目に行った深川の清澄庭園で、脇に咲いていた びょうやなぎが日の光に眩しく揺れていたのが印象的でした。


日本庭園は、ぼうっとする為ではなく、粋という緊張を楽しむために行くもののようです。



どこから見ても空間を感じさせるように作られた島や建物、歩をすすめる度に景観の変化を楽しめるように、さり気なく配された木々の彩り、各地から集めたという奇岩名石の形のおもしろさ。



*それを理解し、楽しめないと、粋じゃない。らしい。*



ゲームのようですが、ちとくたびれました。





前の晩にホテルで、茶会の作法と心得を紹介しているTV番組をぼうっと見ていましたが、それを思い出して「ああなるほど、似ているなぁ」としみじみ。



茶席では、亭主がその日の茶会のテーマを決め、掛け軸、茶花、茶わんなどの道具、茶杓にいたるまでそのテーマやに合わせたものを用意するらしい。お客は亭主の心遣いを全部感服する事になっている。亭主が挑戦し、客がそれを受け止める。





挑戦されるのが苦手な私は、餌を期待していつのまにか集まってきた鯉に気をとられ、飛び石を踏み外して危うく池に落ちそうに。丸太ぐらい太い鯉が、口をぱくっぱくっと開けているのを見て「…もしかして、私が落ちるのを待っている？」という考えがちらっと頭を掠め。日本文化は肌にあわないようです。

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