2003年06月26日
糸紡ぎと、アニメの中の糸車
先日コンフリーで染めた羊毛が乾いたので、ちょっとだけ糸に紡いでみました。
糸紡ぎ、と言うと何を想像するでしょうか。マンガくらいしか私は思い付かないのですが。
「紡ぎ車で指をけがした、眠れる森の美女」「アルプスの少女ハイジに出てきた、ペーターのおばあさん」くらいでしょうか。
「千と千尋の神隠し」で“顔ナシ”も糸紡ぎしていましたね。
羊から毛を刈り取って、毛糸になるには数段階、作業があります。
刈り取った毛を洗ったり、染めたりして、やっと紡ぐ作業にたどり着きます。紡いだものを更に寄り合わせて毛糸の完成。
実を言うと、染めた後にもまだひと手間あります。
羊毛はぐしゃぐしゃ毛の固まりなので、それをカーダーという特殊なブラシで何度もとかして、毛の流れを整えます(櫛でさらにとかす人もいますが、私はカーダーのみで終わらせています)。
それをスプレー缶の大きさぐらいに、くるっと棒状に丸める。丸めたものを紡ぐ。このカードがけ、実をいうと私はちょっと苦手です。
もっとも私は去年から紡ぎを初めたばかりの“若葉マーク”なので、「がんばらない」事を目標に、ゆっくり作業しています。秋口までに、セーター1着分の糸が紡げればいいか、と。
「千と千尋の神隠し」では紡ぎ車や織り機などの道具がきっちり描かれていて、「へえ」と思いました。
ただ、惜しかったのは画面の構成上、糸車の向きが逆だったこと。
あれだと、左利き用の糸車なんです。それを右利きの手つきで紡いでいたのでちょっと変でした。
ちょっと説明しずらいのですが、右利きの人はふつう、自分の正面に車を置いて、右手に毛の固まりを持って、左手で紡ぎます。ねずみが走って回していた車の部分は自分からみて右側、糸を紡ぐ部分は自分の左側。画像のように糸車を置いて、そのやや左側に斜を向いて座るのです。
映画では、自分の左側に車があって、ねずみが回していましたね。で、右端に糸を紡いでいく部分がある。それを左手で糸を紡いでいました。なので「おや」と思ったのです。
あの体勢ではどうがんばっても車を回すペダルに足が届かない。左利きの人はなんとか使えるかもしれませんが、右利きの人はねずみの助けが必要かも。
「あのホイール、ねずみが走るのに太くしてあったので、実際にはちょっと回すのに重すぎるなあ」などとくだらないことを考えながら、カードがけをしていました。画像の紡ぎ車の右下に置いてある板切れがカーダーという、カードがけの道具です。
今日はカードがけが主だったので、明日も紡ぎの続きをすることになるでしょう。
実を言うと、染めた後にもまだひと手間あります。
羊毛はぐしゃぐしゃ毛の固まりなので、それをカーダーという特殊なブラシで何度もとかして、毛の流れを整えます(櫛でさらにとかす人もいますが、私はカーダーのみで終わらせています)。
それをスプレー缶の大きさぐらいに、くるっと棒状に丸める。丸めたものを紡ぐ。このカードがけ、実をいうと私はちょっと苦手です。
もっとも私は去年から紡ぎを初めたばかりの“若葉マーク”なので、「がんばらない」事を目標に、ゆっくり作業しています。秋口までに、セーター1着分の糸が紡げればいいか、と。
「千と千尋の神隠し」では紡ぎ車や織り機などの道具がきっちり描かれていて、「へえ」と思いました。
ただ、惜しかったのは画面の構成上、糸車の向きが逆だったこと。
あれだと、左利き用の糸車なんです。それを右利きの手つきで紡いでいたのでちょっと変でした。
ちょっと説明しずらいのですが、右利きの人はふつう、自分の正面に車を置いて、右手に毛の固まりを持って、左手で紡ぎます。ねずみが走って回していた車の部分は自分からみて右側、糸を紡ぐ部分は自分の左側。画像のように糸車を置いて、そのやや左側に斜を向いて座るのです。
映画では、自分の左側に車があって、ねずみが回していましたね。で、右端に糸を紡いでいく部分がある。それを左手で糸を紡いでいました。なので「おや」と思ったのです。
あの体勢ではどうがんばっても車を回すペダルに足が届かない。左利きの人はなんとか使えるかもしれませんが、右利きの人はねずみの助けが必要かも。
「あのホイール、ねずみが走るのに太くしてあったので、実際にはちょっと回すのに重すぎるなあ」などとくだらないことを考えながら、カードがけをしていました。画像の紡ぎ車の右下に置いてある板切れがカーダーという、カードがけの道具です。
今日はカードがけが主だったので、明日も紡ぎの続きをすることになるでしょう。
Posted by Yah at 00:06│Comments(1)
│羊毛作業/糸紡ぎ
この記事へのコメント
「千と千尋の神隠し」に、そういった見方があったとは思いませんでした。勉強になりましたよ♪
Posted by 佐藤@ch北国tv at 2003年06月26日 01:20