ハロウィンに近くなると読みたくなる本:プロイスラーの「小さい魔女」(季節外れだけど)

Yah

2004年10月01日 20:31



子ども向けとあなどってはいけない。どきどきワクワク、痛快なこともある。プロイスラー、大好きです。

ハロウィンネタ-モンスターネタで自分の書棚をちょっと探していたら、これが出てきたのでご紹介。
伝説のエッセンスや小物を大切に取り入れて、それを無理なくアレンジし、心の底に染み通るような話をする、それがプロイスラーの魅力。この人の話を読むと「小さくても、弱くても大丈夫」と勇気が湧いてきます。よい子を育てる本じゃなくて、よい本です。

物語は4月末のワルプルギス祭りが舞台なんで季節的には違いますが、「小さい魔女」と、この作家の「小さいおばけ」はハロウィンにも読んでもらいたい所。これを読んでいたので、ハロウィンがきてもちっとも怖くなかった。むしろ、楽しいのかと思っていました。

大人になって、仮装パーティに参加するようになってから「ハロウィンて、もしかして無気味なの?」と思うように。

他の作品では「大どろぼうホッツェンプロッツ」の3シリーズが特にお勧めです。「大人になったら絶対にザワークラウトとソーセージを食べて、日曜日には挽きたてのコーヒー2杯を飲もう」とずっと考えていました。

ザワークラウトはあいにくまだ食べた事がないんですが、贅沢な事にコーヒーを毎朝2杯飲んでいます。挽きたてではないけどね。

「小さい水の精」はしばらく絶版になっていたみたいですが、新訳で別の出版会社から出ているので、嬉しい限り。

大どろぼうホッツェンプロッツ

小さいおばけ

ほかにもあるプロイスラーの本

そうそう、この挿絵では魔女の帽子に五芒星マークがちりばめられていたのでずっと「魔女の帽子は五芒星模様」と思っていました。
最近の、お店で売られているオレンジリボンに真っ黒帽子は、魔女的にはイケテいないかも。
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