2006年06月22日
数年前の羊毛、その後
先日、2年前の羊毛を洗ってみたのですが、元通りになりました。ちょっと安心しました。
思いきりにおいを嗅いでみたのですが、何ともなかったのでちょっと安心。よく洗えたということで。
先日発見されたときの様子はこれ。柔らかいはずの毛なのにサクサクという音を立てるくらい、カピカピのコペコペ。
念のために変なところが痛んでいないか調べようと、ごく薄いピンクで染めてみたのですが、ちゃんと毛先だけが染まって、それも安心。
毛先はこすれて色が入るのは当たり前なんですが、中途部分が痛んでいるかな、なんて思っていました。
引っ張ってみて、強度(悪くなっていると変なところでプチと切れる)も大丈夫なのを確認。
「保存状態によるのかなぁ…?」、というのが今のところの考えです。油が変質していたり、虫に食われていたりしたら色が変わっていたり、途中切れていたりするかと思っていたんだけど。
念のために変なところが痛んでいないか調べようと、ごく薄いピンクで染めてみたのですが、ちゃんと毛先だけが染まって、それも安心。
毛先はこすれて色が入るのは当たり前なんですが、中途部分が痛んでいるかな、なんて思っていました。
引っ張ってみて、強度(悪くなっていると変なところでプチと切れる)も大丈夫なのを確認。
「保存状態によるのかなぁ…?」、というのが今のところの考えです。油が変質していたり、虫に食われていたりしたら色が変わっていたり、途中切れていたりするかと思っていたんだけど。
Posted by Yah at 21:36│Comments(3)
│羊毛作業/染色
この記事へのコメント
お久しぶりです。
あまりに特殊な環境でなければ、2,3年ぐらいは大丈夫だと思いますよ。私もよくそのくらいの年代ものを洗います。
ただ、5年過ぎると悪くなる確率が高くなるみたい。
(そこまで置いといた事がないので断言できないのですけど)
毛が途中で切れるのは年数が経ったからではなく、羊が病気をしたり栄養状態が悪くなった時になると聞いたことがあります。
ところで、yahさんはその毛先の濃く染まったところはどうしてますか?
私はその部分はなるべく使わないようにしています。
あまりに特殊な環境でなければ、2,3年ぐらいは大丈夫だと思いますよ。私もよくそのくらいの年代ものを洗います。
ただ、5年過ぎると悪くなる確率が高くなるみたい。
(そこまで置いといた事がないので断言できないのですけど)
毛が途中で切れるのは年数が経ったからではなく、羊が病気をしたり栄養状態が悪くなった時になると聞いたことがあります。
ところで、yahさんはその毛先の濃く染まったところはどうしてますか?
私はその部分はなるべく使わないようにしています。
Posted by ゲスト at 2006年06月22日 23:47
わぁ〜ん 耳が痛い。保存状態にもよりますが、脂のきつくない物なら5年ぐらい大丈夫ですよ あはは〜。
メリノは2年ものでも嫌ですが…
メリノは2年ものでも嫌ですが…
Posted by ゲスト at 2006年06月23日 00:28
>joyceさん
バターなんかのオイルはどんどん酸化していくので、油分で毛の表面が全体的に劣化していくかと思っていました。教えて下さって、ありがとうございます。
栄養やえさの状態で途中に黄班が出たり、劣化したのは見たことがありますよー。
それから、炭化処理されているスライバーはどれも強度が落ちていますね。
先端を切るのは基本的にあります。
ペンキ羊を扱うことが最近多いので、ソーティングの時にはペンキや凝り固まっているところをまず一番にカットしています。
それから、解毛の時に極端に劣化しているのが分かるようなやつ…下半身とか、腹部に見られるんですが、例えば洗ってもコリコリ固まっていて、その毛先を爪の先でつまんで引っ張っると2mmくらい先が容易くちぎれるようだったら、その部位は基本的にカットしています。
カードしたときにちぎれて羊毛全体に細かく飛散しちゃうから。この粉状の毛は糸や織りをかけると洗いの段階で落ちると思うんですが、ニードルだとそうもいかない(あとからひとつひとつピンセットで拾い上げることに)ので、かなり厳しく見ています。
以上、基本的に有無をいわさず切っちゃうものです。でも、全体を切ることはしないです。
(10頭以上あると全部カットはつらいから…)
編み物用の極細番手で紡ぐ時には色むらを出したくないので(特に白)、肩の部分でも先端を切ったりすることもありますけど、柔らかくて毛足の短い種類の羊毛は(カットすると短くなってしまうので)毛先を切らないでカードかけしてしまうこともあります。それは、本当に「その羊と相談」かなぁ…サフォークだと若干かたいので、全カットするかなぁ…
Joyceさんのブログみました。
羊飼いが喜びそうな丁寧な扱いをしていますね。すごいなぁ。
今回はイベント用のものを洗っているので、7/2にこの羊毛は使用される予定です。かなり毛先がよく染まったのですが、これは念入りにカードして全体をよくミックスしちゃいます。
(…あ、ひと固まりだけちょっととっておくのです。)
>baruさん
5年ものですか!!
メリノはたしかに厳しそうです。
特に鼻にキビシイですね。油脂のにおいがもうべったりしちゃって…時間がたつとさらに嫌なにおいで。
不思議なことに、車に数時間積み込んだだけで、この油脂のにおいが移っちゃうんですよね。
わたしは自分の車の座席カバーも、原毛を乗せた回数だけ洗うことになりました。
おかげで車の中はとてもきれいです。
洗車すると雨が降るジンクスがあるらしいので外側は何となく薄汚れているんですが。
バターなんかのオイルはどんどん酸化していくので、油分で毛の表面が全体的に劣化していくかと思っていました。教えて下さって、ありがとうございます。
栄養やえさの状態で途中に黄班が出たり、劣化したのは見たことがありますよー。
それから、炭化処理されているスライバーはどれも強度が落ちていますね。
先端を切るのは基本的にあります。
ペンキ羊を扱うことが最近多いので、ソーティングの時にはペンキや凝り固まっているところをまず一番にカットしています。
それから、解毛の時に極端に劣化しているのが分かるようなやつ…下半身とか、腹部に見られるんですが、例えば洗ってもコリコリ固まっていて、その毛先を爪の先でつまんで引っ張っると2mmくらい先が容易くちぎれるようだったら、その部位は基本的にカットしています。
カードしたときにちぎれて羊毛全体に細かく飛散しちゃうから。この粉状の毛は糸や織りをかけると洗いの段階で落ちると思うんですが、ニードルだとそうもいかない(あとからひとつひとつピンセットで拾い上げることに)ので、かなり厳しく見ています。
以上、基本的に有無をいわさず切っちゃうものです。でも、全体を切ることはしないです。
(10頭以上あると全部カットはつらいから…)
編み物用の極細番手で紡ぐ時には色むらを出したくないので(特に白)、肩の部分でも先端を切ったりすることもありますけど、柔らかくて毛足の短い種類の羊毛は(カットすると短くなってしまうので)毛先を切らないでカードかけしてしまうこともあります。それは、本当に「その羊と相談」かなぁ…サフォークだと若干かたいので、全カットするかなぁ…
Joyceさんのブログみました。
羊飼いが喜びそうな丁寧な扱いをしていますね。すごいなぁ。
今回はイベント用のものを洗っているので、7/2にこの羊毛は使用される予定です。かなり毛先がよく染まったのですが、これは念入りにカードして全体をよくミックスしちゃいます。
(…あ、ひと固まりだけちょっととっておくのです。)
>baruさん
5年ものですか!!
メリノはたしかに厳しそうです。
特に鼻にキビシイですね。油脂のにおいがもうべったりしちゃって…時間がたつとさらに嫌なにおいで。
不思議なことに、車に数時間積み込んだだけで、この油脂のにおいが移っちゃうんですよね。
わたしは自分の車の座席カバーも、原毛を乗せた回数だけ洗うことになりました。
おかげで車の中はとてもきれいです。
洗車すると雨が降るジンクスがあるらしいので外側は何となく薄汚れているんですが。
Posted by Yah at 2006年06月23日 21:28