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2003年11月17日

講演覚え書き

「辞書の考え方とその活用法」というタイトルの講演に行ってきました。興味深い内容がいろいろありました。
ちょっと悩んでいたことが一つ解決。辞書を引く目的のほとんどが「意味を調べるため」であるから、英英よりも英和の方がその目的には向いている、とのこと。

「英語学習時には語彙を増やすためにも英英辞典を使え。」と言われて、学生時代に無理矢理買ったものです。ここで恥を忍んで白状しますが、当時は買っても全く使わなかったんですよね。
意味/定義を調べるのに使っているのになんか回りくどい説明されて、分かったような分かんないような情けない気分によくなったものです。
例えば、disapprovalと言う単語を英英でひいたとする。
「If you feel or show disapproval of something or someone, you feel or show that you do not approve of them.」と出てきたりします。

…。
…ああ、そう。ニュアンスや雰囲気は分かる。
でも「disapprovalの意味は“非難、または不賛成”です」なんて日本語の定義を自分で言えるか、というと話は別。核心の周りを周回はするけど、決してたどり着けない消化不良な気分。

講演を聞いて「なんだ、目的が違っていたのね」と安心。

ほかには認知意味論からみた辞書の活用や、辞書を作成時の理論など。一時はコーパスが大流行りしていましたが(それともコーパスの先生の話ばかり聞いていたせいかな?ミニコーパス作成プログラムも出ていたし)、最近はシフトしているという印象を受けました。また、「理論に完璧に沿った、凝りにこった辞書もできるが使いやすさから見ると問題点が出てくる」と言うのが印象的でした。(他の道具にもあてはまるかな。例えば、ボタンとかマクロだらけのプログラムは見た目すごいし、通好みなんだけど、使いこなせるかと言う点から見るとそうでもなかったりするから)

得る物は他にも多々あったわけですが、きっと1週間したら忘れちゃうだろうなぁ。

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