助けてやりたいけど、助けられない日

Yah

2005年02月02日 15:49



ヒツジにドーン! をされたんですが気を取り直して、今度は千代田まわりで帯広まで。途中、鳥たちの越冬地があります。十勝川温泉で白鳥の餌付けをしているんです。

既に気温が上がっていた(-8度くらい)ので、白鳥のくちばしから垂れ下がるツララは、残念ながら見えなかった。
そのかわり、ちょっと痛々しいものを。
しゃがんで眺めていると、手を伸ばすと届くくらいの距離まで鳥たちが近寄ってくる。今日は観光客が少ないので、思う存分眺めることができます。白鳥は成鳥になると真っ白になるんですが、若鳥はまだ黒ずんだ灰色をしています。一瞬「炭かぶってる?」と思えますが、背中に数カ所、透き通るような薄青い美しい羽がチラチラと見えるのが特徴。



ふっと正面の若鳥(その距離1mくらい)に目をやると、くちばしから大きな釣り針が垂れ下がっている。チカやキュウリ用の小さくて折れやすい釣り針なんかじゃない、フック状のかなり大きな釣り針で、鋭いカエシがキラッと日光に反射。写真ではちょっと分かりにくいんですが、針のチモトからのびたテグスがまるで人間の髪の毛のようにくちばしからたれ、風にフワフワとなびいている。

思わず手を伸ばして取り除いてあげたくなったんですが、いやがるだろうしなぁ。

この若い白鳥は十勝川温泉にいます。
関連記事